世界で出会えるブラマンジェのいとこたち

ブラマンジェが、フランスのスイーツとなるその原型が中東から伝わったのは7世紀。しかし伝わったのは、フランスだけではありませんでした。他のヨーロッパ諸国でも、独自の進化を遂げていたのです。
イタリアではビアンコ・マンジャーレと呼ばれ、意味はフランスと同じ「白い食べ物」ので、材料・形ともに大差ありません。隣接した国同士、文化や料理が似通るのはよくあることです。
しかし、ヨーロッパとは海を隔てた南米大陸にも、ブラマンジェと似たデザートがあるようです。
それはブラジルの、マンジャル・ブランコというデザート。ブラマンジェはアーモンドを使うのに対して、マンジャル・ブランコはココナッツミルクを使います。あとは、見た目や味にそれほど違いはありません。でもこれはブラジル料理です。
理由は、ヨーロッパ諸国による南米大陸の植民地化計画にあります。現在も言語のなごりが残るように、植民地となった国々では歴史・文化の影響を受けました。料理も例外ではありません。
ブラジルは、スペインの植民地でした。だから、フランスのデザート・ブラマンジェに似たデザートがブラジルにあるのです。
そして、その国々で独自の進化を遂げたものもあります。
ペルーやコロンビアでは、ドゥルセ・デ・レチェというキャラメル菓子になったと言われています。
たかがデザートですが、もしかしたらフランスから遠く離れた地で食べた料理が、実はブラマンジェのいとこかもしれませんね。

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